測定分析方法
【採取法】パッシブ法(拡散法)
パッシブ法では拡散原理を利用して定量ポンプなどを用いずに、一定時間吸着剤を室内に放置して捕集します。
パッシブ法は、拡散原理を利用してゆっくりと吸着させるので、通常8時間以上の測定時間が必要とされ、その間の平均値を測定します。通常の生活状態での室内の化学物質濃度が一日を通してどれくらいかを調べる場合や、サンプラーを身につけて一日の曝露量を測定するのに適しています。
測定機器を必要としないパッシブ法です。
<ホルムアルデヒド><アセトアルデヒド><VOC>用の合計7物質が測定できるセットです。採取した試料は、提携分析機関にて精密な分析にかけられ、分析結果は『分析結果報告書』としてお届けします。
<ホルムアルデド用>捕集管
SUPELCO DSD-DNPH シグマアルドリッチジャパン社製
<VOC(計5物質)用>捕集管
有機ガスモニター No.3500 スリーエムヘルスケア社製
パッシブ室内空気測定法による測定スケジュール
時刻 |
工程内容 |
8:30
9:00 |
室内換気の開始 (戸、窓、扉等をすべて開放する) 室内換気の完了 |
9:00
14:00 |
空気環境の維持 (外気と交わる戸、窓等を締め切り、5時間維持する。) 13:30頃から、空気環境の測定準備開始 |
14:00
翌日14:00 |
測定の開始
測定の終了※24時間実施する |
【分析法】
VOC:固相捕集(炭素系捕集管)-加熱脱着-ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)法
カルボニル化合物:固相捕集(DNPHカートリッジ)-溶媒抽出-高速液体クロマトグラフ(HPLC)法